一級建築士製図エスキスの建築可能範囲を検討

手順(10) 平面検討(建築可能範囲)

このページでは、エスキスの手順(10)として、平面検討の建築可能範囲の設定の仕方を製図試験未経験の独学者にも分かるように説明します。

建築可能範囲とは、広場や駐車場、駐輪場のスペースを確保したら、建物がどの範囲で建てられるかを検討するものです

問題に対する答えが1つではないことから、いろいろ迷うことが出てきますが、 ここでは仮で決めて、いつでも後工程でつまずいたら、ここに戻ってくるつもりでよいので、 ここでの長時間の検討は不要です。


へりあき寸法

条件整理で一旦仮で決めた 屋外施設(オープンスペース、駐車場、駐輪場)の最低へりあき寸法を下記の通り図示します。

駐車場は、3台まとめて対面駐車とするので、15m×6mのスペースが必要です。

駐輪場は、30台並列配置して、4m×15mのスペースが必要です。

オープンスペースは250㎡以上必要で、駐車場と駐輪場のスペースを避けると、 南に間口を大きくとる細長いパターンで、35m×8mとなり、 東に間口を大きくとるパターンで、12m×21mとなります。



建築可能範囲の仮確定

建築可能範囲がはっきりしているのは、北側の間口が44mであることと、西側の間口が28mであることです。
しかし、南側と東側は、オープンスペースの形状によって、いろいろな寸法が対応可能になりそうです。

28mという寸法から7mグリットが4つ確保できることが想像できます。
となると、東側の間口も7mグリット基準で考えると、21m(7m×3グリット)で考えると分かりやすそうです。

そうすると、オープンスペースの縦寸法は15m(36m-21m)となるので、 オープンスペースを250㎡以上確保するために、オープンスペースの横寸法は17m以上となります。



まとめ

いかがでしたか?
このページでは、エスキスの手順(10)として、平面検討の建築可能範囲の設定の仕方を学びました。
ここの検討では、あまり考えず、建物がどの範囲で建てられるかをへりあきの寸法から逆算しました。
あとの工程で行き詰ったら、いつでもこの検討に戻ってこれるので、手短に検討を終わらせましょう。


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