一級建築士製図エスキスのゾーニング

手順(12)平面検討(ゾーニング)

エスキス手順(12)として、平面検討のゾーニングを学びます。
一級建築士製図試験は、ゾーニングの良し悪しで、合格か不合格かが決まると言っても過言ではありません。
ここでゾーニングする際の手順と優先順位を学んでください。


大空間と景観配慮等を優先して配置

今回の課題では、手順(9)の通り、階別ゾーニングする予定なので、階毎のゾーニングは省略できますが、通常は、フロア内のゾーニングを、手順(12)の最初の作業として、ざっくり決めておきます。

次に、大空間の配置を最優先に考えます。
今回の課題では、「多目的ホール(約200㎡)」が2階に設置指定があるので、2階内のどこに配置するか検討します。
管理者アプローチが西側なので、管理者ゾーンは、西側に配置することが想定されていることから、 大空間は、右端の一等地である北東の角に仮配置しておきます。

次に、図書館部門が2階に配置を予定しており、その中でも図書室(約300㎡)は課題文に「公園の眺望に配慮する」と記載があるため、北側に配置します。
さらに、図書室は、管理EV経由で本の搬入を考慮する必要があるので、管理ゾーンを予定している西側に近い位置としておきます。

残りのエリアで、2階設置指定がある「会議室」と、残りの図書館部門の部屋を入れていくことになります。



3階の屋上庭園と景観配慮の室を配置

次に3階を見てみます。
3階は、全て生涯学習部門を階別ゾーニングで配置する予定です。

まず2階に配置した多目的ホールの上部がそのまま吹抜となります。
そして、次に「公園の眺望に配慮する」と指定がある和室(約100㎡)を配置します。

次に、屋上庭園(120㎡以上)は、「日照を確保する」ことが要求されているので、 南側配置します。
今回のように、3グリット南側に飛び出しているようなところを全て屋上庭園にすると、 残りの部分が矩形になるので内部のプランも作りやすいです。



1階ゾーニング

まず、利用者アプローチを想定している南側中央に4コマ程度のエントランスホールを想定します。
もちろん、この後、このエントランスホールが小さくなっていくことは承知の上です。

次に、管理者ゾーンは、SP近くの南西に配置します。

そして、公園がある北側と残った東側を全て共用ゾーンに設定します。
ゾーニングの段階ではこれぐらいでOKです。


コアの位置を検討

コアの位置は、ここまでの3層全てのゾーニングを見て、都合の良い場所を探します。
最初は、利用者コアは、エントランスホールに入口から入ってすぐ脇がオススメです。
2方向避難のことを考えたら、管理者コアと離れた位置としたいことから、管理者ゾーンと反対側の入口右脇が良いでしょう。

管理者コアは、左端が良いですが、2階、3階のゾーニングから、位置が下図の通り限定されます。



大空間の位置を微調整

利用者コアの位置を2階で見ると、多目的ホールの南側の2コマがデットスペースとなって、行けないエリアになってしまうので、景観指定がない多目的ホールを南東角に移動します。



まとめ

いかがでしたか?
エスキス手順(12)として、平面検討のゾーニングを学びました。
ゾーニングの手順と優先順位は理解できましたか?
繰り返し同じ問題でも良いので、手を動かして練習することでゾーニングは身に付きますので頑張っていきましょう。

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