計画の要点(記述)の図示・システム図(構造計画編)|一級建築士設計製図

記述の図示対策(構造計画編)

計画の要点(記述)の「構造計画」に関する問題で、簡易な図示を求められた時のための問題集です。
構造計画の分野では、大空間の柱や大梁の断面や、梁配置を迷わず書けることが大切です。



勾配屋根の構造計画

【問題】
勾配屋根の構造計画について工夫したこと

  • 4スパンを南北に下る勾配屋根とすることで、小屋の柱高さを抑えて構造安定性に配慮した。
  • 勾配の頂部は、柱位置となるように設置するとともに、南北同一勾配とすることで左右対称の安定したラーメン架構となるように工夫した。


図示


浴室の構造計画

【問題】
浴室の小梁、スラブの部材断面寸法、及び配置計画

  • 洗い場は、段差のない床仕上げとするためスラブレベルを200mm下げて計画した。
  • 浴槽部分は入浴のしやすさに配慮して、600mm下げて計画した。
  • スラブの段差となる部分には小梁を設け、荷重を安全に伝達できるように計画した。
  • スラブの厚さは、水の重量を安全に支持できるように200mmで計画した。
  • 小梁の断面は、スラブの段差に合わせるとともに、7mスパンの1/12以上の梁せいを確保し、300mm×600mmとした。


図示




大空間上部の構造

【問題】
大空間上部の屋根の構造計画で考慮したこと

  • 屋根の大梁は、長スパンのたわみやひび割れの抑制を図るためプレストレストコンクリート梁とした。
  • トップライトの周囲には小梁を設け、スラブを安全に支持できるようにした。


図示


柱の断面

【問題】
柱の断面寸法、主筋断面と本数、帯筋断面とピッチ

  • 【柱断面寸法】700mm×700mm
  • 【主筋断面】φ25mm
  • 【主筋本数】12本
  • 【帯筋断面】φ13mm
  • 【帯筋ピッチ】100mm


図示


大梁の断面

【問題】
大梁の断面寸法、主筋断面と本数、帯筋断面とピッチ

  • 【大梁断面寸法】700mm×700mm
  • 【上端筋断面】φ25mm
  • 【上端筋本数】端部5本、中間部4本
  • 【下端筋断面】φ25mm
  • 【下端筋本数】端部5本、中間部4本


図示


まとめ

いかがでしたか?
計画の要点(記述)の「構造計画」に関する問題で、簡易な図示を求められた時のための対策を勉強しました。
特に、勾配屋根や、大空間の屋根面の構造計画が重要です。

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