鮟鱇(あんこう)

鮟鱇(あんこう)

鮟鱇(あんこう)

軒どいと竪どいをつなぐ部材の名称をあんこうと呼んでいます。形状は図のようなもので、「三味胴」と「角胴」が代表的なものです。あんこうは鬼板(鬼瓦)などとともに板金職のもっとも腕の揮える部分で、これを作るときは各々最高の技術を屈指したものです。 あんこうは装飾を施したものが多く「飾りあんこう」と呼ばれています。 鮟鱇の呼び名の由来は定かではありませんが、多分魚のあんこうの料理法に「あんこうの吊るし切り」という方法があり、この料理の仕方が、大量の水を含み、さらに形も何となく似ていることから、あんこうと呼ぶようになったとも考えられます。

   

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