石場建て

石場建て

石場建て

土台を石にして、その上に柱を建てて建築する伝統構法。
礎石の上に柱が載っているだけで、建物と礎石とは構造的には縁が切れています。
現代の住宅は、鉄筋コンクリートの基礎に囲まれており、外から床下を見ることはほとんどできないですが、 この「石場建て」は、家の向こうまで見通せるのが特徴です。
そのため、風通しは抜群に良く、防腐性、防蟻性は良好です。
現代の家は、床下を見ることがなかなかできないので、白アリの被害や、なんらかの不具合は気づきにくいですが すぐ床下にもぐって確認できますので、メンテナンスしやすいです。
地震に対しては、建物が石場建ての礎石から多少ずれることによって、地震の水平力を受け流します。
耐震とも免震とも違い、建築基準法にも明確に記載がないため、確認申請においては時間と費用を要します。

   

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