稲子

稲子

天井板の羽重ねが口を開かないように、竹片などを一方の板に、あり差しなどの方法で取り付け、他方を押さえる。
この小片を稲子とよぶ。
湿気を吸った天井材が反ったり伸縮したりすると、天井材の境目の部分が外れたりすることもあるので、それを防ぐために、稲子を使い、抑え込む方法をとる。
稲子は、昔ながらの天井施工のときに登場するものなので、プリントの天井板が主流である現代においてはあまり見かけなくなりました。

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