犬防ぎ 建物の門前に設けた低い柵のことで、主に社寺や宮殿で、犬防ぎという名前で呼んでいた。 主に、のら犬が敷地に入ってこないように施工したことから由来している。 芥川竜之介の邪宗門に犬防ぎという文言が登場します。 「まして正面を眺めますと、御堂の犬防ぎが燦々と螺鈿を光らせている後には、名香の煙のたなびく中に、御本尊の如来を始め、勢至観音などの御姿が」