犬矢来 京都の町屋の軒下に緩やかなカーブを描いた柵のようなものを犬矢来(いぬやらい)と呼びます。 これを知っていたら、けっこうな京都通です。 昔ながらの作り方は、薄く削った平割竹を曲げて並べることによって、柵を作ります。 最近は、金属製のものもあるようですが、竹がまだまだ主流です。 犬矢来の役割は、犬が住宅の壁際を歩いて、建物におしっこをするのを防いだり、屋根から落ちてきた雨水を建物にはねて汚すのを防いだり、泥棒が建物に入るのを防いだりしています。