二級建築士試験での計画の必勝法
建築計画の分野は、建築士試験においては、苦手意識を持つ人が少ない分野です。
内容も難しい内容が少なく、取っ付きやすいものばかりです。
しかし、トイレ、給排水、空調、冷暖房、電器などの種類や、細かい設備の各部の名称を
覚えなければならない分野もあるので、注意が必要です。
しかも、その難しい設備系の内容は、建築計画の後半に出てくるので、
前半の簡単な内容で油断して、後半の難しさにびっくりする人もいます。
毎年、1問目に建築史の問題が出題されます。
たいていの参考書は、この建築史を最初に取り上げているので、
この建築史にやたら時間をかけて勉強している人をよく見かけます。
しかし、そういう人に限って、落ちているような気がします。
要するに、要領が悪いのです。
この建築史という分野は、ものすごい範囲が広いわりには、
毎年1問しか出題されません。 そうであれば、的を絞って、この建築史という分野を
早々に諦めるべきです。 他にもっと点の取れる分野はたくさんあります。
当たられば、ラッキーと思うくらいでいいのではないでしょうか。
室内環境、音、色彩、公共建築、駐車場などの分野は、身近なもので、
普段生活していて役に立つことも含まれるので、勉強していて面白いです。
例えば、ドアを開ける方向が、内側か、外側かを考えたことがありますか?
また、家の中の空気をどのように流せば、室内環境が良くなるか考えたことありますか?
そんなことを勉強するのですから、楽しいです。
勉強は楽しみを見つけたら、覚えは早いです。
建築計画は、そんな楽しみを見つけて勉強出来る貴重な分野です。