一級建築士試験での計画の必勝法
計画の分野は、毎年 的を絞りづらく、過去問を見ても、それほど毎年同じものが出てくるわけではない難しい分野です。 おそらく全科目 同じ時間勉強しても、この計画に関しては、誰もが自信を持てない分野だと思います。
特に、難しいのは、建築作品の特徴を問われる問題です。 過去の日本建築学会賞の作品や、建築史において重要な役割を持つ作品などですが、幅広く出題されているようで、実はけっこう過去問のものが繰り返し出題されているものもあります。 そのため、繰り返し出題されているものだけでも最低限覚えておけば良いと思います。
たとえば、関東大震災後の住宅難に対処するために建てられた「同潤会アパート」は、過去数えただけでも7回出題されています。また、スケルトン・インフィル方式の集合住宅の代表例である「NEXT21」も過去6回出題されています。 もし、目新しいものが出るとすれば、ここ数年の日本建築学会賞の作品は、可能性が高いので、概要だけでも知っておくとよいでしょう。
計画を勉強する上で重要なのは、確実に点を取れる分野では必ず点を取ることです。
建築史や建築作品は、的が外れたら点に結びつかない為、確実に基準点をクリアするためには、「建築積算」、「マネジメント」、「細部計画(寸法問題)」、「居住施設」などは確実に点が取れるように過去問を繰り返しといてください。