計画の要点(記述)の図示・システム図(設備計画編)|一級建築士設計製図

記述の図示対策(設備計画編)

計画の要点(記述)の「設備計画」に関する問題で、簡易な図示を求められた時のための問題集です。
設備計画の分野では、大空間や吹抜け部分の空調計画が特に重要です。



大空間の空調計画

【問題】
大空間を良好な室内環境にするため吹出口、吸込口で工夫したこと

  • 吹出口は天井にノズル型を設置し、吸込口は隣接した設備機械室の壁下部に設けることでショートサーキットを防止した。
  • 吹出口は、ペリメーターゾーンの空調負荷に配慮し窓際に多く配置することで快適な温湿度分布となるように配慮した。




吹抜け空間の空調

【問題】
吹抜け空間の空調で工夫したこと(天井隠蔽型を使用)

  • 吹出箇所の自由度が高く、天井カセット型に比べ吹出し能力が高いため、吹抜空間の居住域への空調に適した空冷ヒートポンプパッケージユニットダクト接続型(天井隠蔽型)を採用した。
  • 熱源は、屋上に屋外機を設置し、空調用PSに設けた冷媒管によって接続した。




受変電設備の騒音、振動、転倒防止

【問題】
受変電設備の騒音、振動、転倒防止で工夫したこと

  • 電気室の壁及びスラブは厚さ200mmのコンクリート躯体で囲い、吸音材を取り付け、出入口には防音扉を採用することで騒音対策とした。
  • コンクリート躯体と縁を切るように緩衝材を設け、振動が躯体に伝搬しない計画とした。
  • 耐震ストッパーを設け、転倒防止を図った。




展示室の照明計画

【問題】
展示室の照明計画で工夫したこと

  • 全般照明として、天井にダウンライトを等間隔に配置し適度な照度を確保した。
  • 展示品の効果的な照明のために、スポットライトを用い、ライティングダクトレールで位置や角度を自由に調整できるように計画した。




まとめ

いかがでしたか?
計画の要点(記述)の「設備計画」に関する問題で、簡易な図示を求められた時のための対策を勉強しました。
特に、大空間や吹抜け空間の空調計画が重要です。

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