一級建築士設計製図 総合資格の試験前日にある直前集中講座

総合資格の直前集中講座がすごい

総合資格学院の一級建築士設計製図試験の講座を受講すると必ず案内されるのが下記4つのオプション講座です。 どれも重要ですが。。。

8月のお盆期間中の「作図集中講座
9月の「強化対策講座
10月の「直前対策講座
本試験前日の「直前集中講座

この中の本試験前日の「直前集中講座」というのがすごいんです。
さすが総合資格学院といった内容で講座が開催されます。



結論「直前集中講座」は受けるべき

例年、直前集中講座は、本試験前日の昼から夕方までの4~5時間で行われます。
受けるかどうか迷っておられる方には、
直前集中講座は受けることをオススメします

直前集中講座の費用

その年に違うと思いますが、毎年35000円ぐらいです。
高いように思うかもしれませんが、 来年もう一度試験にチャレンジすることを思えば安いものです。

直前集中講座の内容

課題を1つか2つ渡されて、その読み取りとエスキスまでやって、エスキス解答例をもとに解説が行われます。
前日に行う課題だけあって、総合資格が本試験で出題されるであろう予想問題になります。

総合資格の9月後半の時期の課題は、かなり特殊な課題設定が出ても対応できるように、 本試験よりもレベルの高い問題をこなします。

そんな問題ばかり解いていると、実際 本試験で簡単な問題が出た時に、勝手に問題を難しく考えてしまい、エスキスがまとまらない事態になりかねません。
本試験1週間前ぐらいに行われる有料のオプション講座「直前対策講座」も同様で難易度が高めです。

この前日に行われる直前集中講座は、本試験で一番気を付けて欲しい基本的なことを思い出させてくれる講座で、難しすぎる問題に慣れた頭を整理するのには必須な講座となります。



総合資格の予想は当たる

2016年「子ども・子育て支援センター」のときの直前集中講座は、「1階に保育部門をまとめるべき」ということを集中的に学びました。

実は、この年の総合資格の課題は、保育部門を1階と2階に分けて計画することを多く学びましたが、それは1階に保育部門が納まらない場合の緊急的な措置として考える必要がありましたが、毎週毎週1階と2階に振り分けて考えることに慣れてしまうと、1階に納まったとしても、安易に1階と2階に振り分けてしまう恐れがありました。

もし、本試験で1階と2階に保育部門を振り分けてしまった人は、かなり不利な戦いを強いられたでしょう。
この総合資格の直前集中講座を受講した人は、みんな口を揃えて、「直前集中講座の課題が的中したね」と言っていました。

2017年の「小規模なリゾートホテル」のときの直前集中講座は、「リゾートホテルらしい部屋の間口を確保」ということを重点的に学びました。
間口3m~3.5mなどはビジネスホテルのような用途なので、1スパン丸ごと1室にする等、リゾートホテルらしくプランを作りましょう。ということです。

実際の本試験は、間口4mの指定が入り、直前集中講座の内容が活かされることはありませんでした。
的中したとは言えなかったかもしれません。

しかし、この年の模試1の課題と類似しており、日建学院生よりも総合資格学院生の方が有利だったのではないかと言われました。

2018年の「健康づくりのためのスポーツ施設」は、「建物が一部分切り欠かれた時の計画」と「大空間が2つある場合の対処法」を集中的に学びました。
建物が切り欠かれたときというのは、本試験では駐車場すら計画する必要がなかったため役立つ場面はありませんでしたが、大空間が2つある場合の対処法は、多くの人を合格に導いた内容でした。

大空間が2つある場合、2階にまず配置してみて、3階は大空間上部の吹抜けにより、他の部屋を計画できるエリアが限られてくるのを見越して3階の大空間以外のエリアの形状に注目するという手法でした。
本試験でも同様の手法で解けたので、総合資格の直前集中講座を受講した人は、合格率が良かったと想像しています。

まとめ

結論は、「総合資格学院の直前集中講座は、受けるべし」です。

さすがに、同じ問題が出題されることはありませんが、本試験で出題されるかもしれない 一番の予想問題として厳選した課題を用意してきます。
最後の頭の整理としては、よく考えられた講座になっています。
値段は高いですが、絶対に受けるべきです。

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