アクティブソーラーハウス

アクティブソーラーハウス

アクティブソーラーハウス

アクティヴとは積極的という意味である。 集熱装置を屋外に置き種々の熱媒体により、屋内に熱を運び入れ、 蓄熱装置に蓄える。
蓄えた熱は屋内の放熱装置で放散させ暖房に用いる。
小規模な家では有利である。 家が比較的小さかったり、南向きに窓を作れないときには屋根、壁に集熱装置を設置し、水溶液や空気などの熱媒体を用いて屋内に運び込む。
集熱装置は太陽熱温水器を用いるのがもっとも簡単であるが冬季の凍結防止を図るため不凍液などを用いる必要がある。
蓄熱装置は風呂桶や電気温水器を改造したものや、床下の土自体を暖める方式がある。
コンクリートの中に風を通す方式も工夫されている。
装置が比較的小さくまとまるので床下や天井裏に置くことができるが、保守には手間が掛かる。水溶液を用いるものでは水漏れや弁の腐蝕、集熱板の破損などが起こる。
空気を媒体とするものは台風時、強風の吹き込みで空気導入切り替え装置が破損したりする恐れがある。
パッシヴ方式に比べ蓄熱部の温度が高く取り出せる温風の温度が高いので、それを好む人には適する。蓄熱装置を大きくしないと朝まで保温ができないこともありうるので、住宅そのものの断熱性能も大切である。

   

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