板錐

板錐

板錐(いたぎり)

英語で、「auger(オーガー)」「center drill」
主として、木材の板に孔をあける錐(キリ)のこと。
言い換えると、細い穴をあける大工道具のこと。
錐(キリ)は、刃の形状がいろいろあります。

四ツ目(四方)錐
クギの下穴など、小さな穴あけ用。三ツ目キリはそれより大きく、ネジの下穴に使用します。
その刃の長さが1寸5分から5分ずつの違いで、6寸程度まであります。
どの大きさのものをとってみても、先端の形は同じです。

鼠歯錐(ネズミハギリ)
刃先が扁平で、三つに分かれた錐。硬くて割れやすい木材や竹細工に用いる錐。
埋め木穴やダボ穴、ヒモを通す吊り穴などにも有効。

壷錐(ツボキリ)
ツボキリは刃が行き渡っているので、軟木でもケバ立てにすみます。彫刻刀の丸刃と違うのは、切れ刃が内側になっていることです。
壷錐で開けられた穴は実にきれいな円筒状のものとなります。
そのため、建具の穴、かつてのガラス戸についたネジ締りの穴などには、これが使われました。 

   

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