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建築作品予想問題(駅舎)
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設計者 | 西村浩 |
所在地 | 北海道岩見沢市 |
施設概要 | JR岩見沢駅+有明交流プラザ+有明連絡歩道からなる複合施設 |
受賞履歴 |
日本建築学会賞(2010年) BCS賞(2010年) グッドデザイン大賞受賞(2009年) ブルネル賞(2011年) 公共建築賞優秀賞(2014年) |
重要キーワード | 古いレール、煉瓦の壁 |
岩見沢複合駅舎(JR岩見沢駅+有明交流プラザ+有明連絡歩道)は、2000年12月に焼失したJR岩見沢舎の建て替えに際し、町おこしの起爆剤として、市とJRが一体となって建設した複合施設です。
石狩平野の頭部に位置する岩見沢市は、石炭産業を背景とした物流拠点として栄えた鉄道の町です。その街の記憶を継承し、新しい街の顔となるために、この建物では煉瓦の壁と、古いレールをマリオンに用いたガラスのカーテンウォールが採用され、建物の印象を作り出しています。
長年線路として使われてきたレールは時を刻んだ風合いを持つものの、建築材料としては不揃いであり、施工に際しては一つ一つ丁寧に取り付けられました。
一方、煉瓦には、この街づくりに関わる共同プロジェクトに参加した人々、4,777人の署名が刻まれています。
鉄(レール)・レンガ・コンクリートという限定した素材を生かし、単純明快な駅舎建築を精度高く作り込んでいる。まちおこしとしての愛されるコミュニティ施設として、また地域発展の起爆剤としても貢献していくことが高く期待できる。