建築作品予想問題(円形ボールト屋根)

ROKI Global Innovation Center - ROGIC -

設計者 小堀哲夫
所在地 静岡県浜松市
施設概要 (株)ROKI の研究開発棟
受賞履歴 日本建築学会賞(2017年)
JIA日本建築大賞(2016年)
BCS賞(2015年)
重要キーワード 円形ボールト屋根、膜天井にROKIフィルターを使用





「ROKI Global Innovation Center-ROGIC-」とは、浜松市の自動車エンジン用のフィルターなどの開発・製造を行う「(株)ROKI」の研究開発棟です。
天竜川に面した小高い丘の上に位置する延べ床面積約4500平方メートルの建物で、2013年に竣工しました。

日本建築学会賞(作品)と、JIA日本建築大賞をダブル受賞した建築作品は、過去を振り返っても、この建築物を含む2つのみです。

円形ボールト屋根が作り出す一体空間の下に、棚田状に配されたワークプレイスという 形式自体は、これまでも繰り返し追及されてきた低層型オフィス空間の典型の一つといえる。しかし実際にこの作品を訪れてみると、その典型的なダイアグラムが、巧みな手腕により適切に地形に据えられることで、ワークプレイスとしてより強い存在感を示すものとなっていることがわかる。

鉄骨トラスと木を組み合わせた軽やかで大きな格子状の膜天井には、「ROKIフィルター」を使用している。
「ROKIフィルター」とは、オートモービルに使用するフィルター素材で、依頼主の(株)ROKI 自社製品でもある。

スポンサード リンク