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建築作品予想問題|ファシリティマネジメント(FM)
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設計者 | 比嘉武彦+川原田康子 |
所在地 | 東京都武蔵野市 |
施設概要 | 生涯学習支援、市民活動支援、青少年活動支援の四つの機能を併せ持つ複合施設 |
受賞履歴 |
日本建築学会賞(2016年) 最優秀ファシリティマネジメント賞(鵜澤賞)(2017年) |
重要キーワード | 従来の図書館では感じない賑やかとさえ感じる空間の連続、ファシリティマネジメント(FM) |
武蔵野プレイスは図書館、生涯学習支援、市民活動支援、青少年活動支援の四つの機能を併せ持つ地上4階・地下3階建ての施設。
2011年、JR中央線武蔵境駅の南口駅前に開館し、子どもから年配者まで全世代が利用し、来館者は年間160万人に達する。
館内はできるだけオープンなつくりとし、基幹となる図書館の機能を意図的にばらして各階に分散配置した。
上下階を結ぶ縦動線の回遊階段を設け、来館者が行き来しやすいようにした。
ルームのつながりを重視し、廊下を排除することで人々 の活動が自然に混じり合い新たな発見とアクティビティの創出を目論んだものであるが、
見事に成功しており、本作品の最大の魅力となっている。
従来の図書館では感じない賑やかとさえ感じる空間の連続は特筆すべき点である。
1階と2階は間仕切りなくつながっているため、1階に設けたカフェの音や香りが2階の図書館の子どもライブラリーなどに筒抜けになっている。
これには、開館当初は賛否両論があったが、子どもを連れた親から「自分たちだけが音の原因ではないので、
私たちが滞在してもいいと思える」とむしろ前向きな声を得るなど、多くの利用者に評価されることとなった。
1 階エントランス中央にカフェ、周囲に検索用端末と本棚、ざわついた空間である。
地下 では、青少年のためのラウンジがあり、菓子を食べたり、宿題をしたり、雑談をしたりと 楽しげである。
卓球台も設置している。静かな場所とざわついた場所とのグラデーション を意図的に操作し、来館者それぞれがその時々に相応しい居場所を求めることになる。
武蔵野プレイスが注目されている理由はもう1つあります。
2017年最優秀ファシリティマネジメント賞(鵜澤賞)を受賞していることからも分かるように、ファシリティマネジメント(FM)に関して優れていることです。
ファシリティマネジメント(FM)とは、「企業・団体等が組織活動のために、施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動」のことです。