建築作品予想問題

SHARE yaraicho

設計者 篠原聡子 内村綾乃
所在地 東京都新宿区
施設概要 閑静な住宅街にある7人によるシェアハウス
受賞履歴 日本建築学会賞(2014年)
重要キーワード シェアハウス、 地域に開かれた建築の在り方を提案



シェアハウス「SHARE yaraicho」は、東京メトロ東西線神楽坂駅から徒歩数分の閑静な住宅街にある。
一目見て印象的なのは、壁にある巨大な半透明のテント膜です。
1階から3階までをすっぽりと包み込んでいます。

「SHARE yaraicho」は、シェアハウスが備えるべき個のプライバシーとコモンスペースが独創的な空間構成によって創出されているのと同時に、 地域に開かれた建築の在り方を提案している点が高く評価された。

1階には3階部分まで貫く吹き抜けとワーキングスペースを配置し家具製作などに活用できるようにしたほか、 2階には共用の本棚、3階には広間とキッチンを設けた。
各階に個人の部屋と共用部分を設けることで住民同士が顔を合わせる機会を増やした。

住宅が外部から閉じこもってしまった都市は楽しくない。
住宅が農家の土間のように社会に対し半ば開かれた空間を持ち、場合によってはふと立ち寄れる空間が欲しいと思っていたと設計者は語っています。
入り口のファスナーを開放し、1階のワーキングスペースを利用したパーティーなどを開催することも多いそうです。


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