建築士製図試験用A2平行定規の比較

学科試験の合格が見えた方の最初の試練は、製図試験用の道具集めですが、その中でもとびっきり迷うのが この平行定規（製図板）でしょう。安いものでも2万円前後するし、製図試験が終わったら使い道がない人がほんどだと思うので、いくつか買って試そうという発想にはならないと思います。じっくり悩んで、納得のいくものを選んでください。
A2平行定規は、一級建築士用とか二級建築士用とかインテリアプランナーとか専用のものはなく、一級と二級とインテリアプランナーは共通のもので大丈夫です。
そのため、二級建築士で受験したときの平行定規（製図板）を大切に保管しておいて、一級建築士の製図試験でも同じもので試験に挑む人が多いです。
ここでは、一級建築士、二級建築士の製図試験を受験する予定で、平行定規（製図板）を比較検討して買いたい人向けに、自分の経験と予備校や職場でのヒヤリングをもとに、その商品の特徴や口コミを紹介したいと思います。

ムトー(MUTOH)社製 ライナーボード UT-06

マグネット式のなかでは軽く、製図板裏側のすべり止めの効果で、狭い机でも安定感抜群です。 同じムトーで発売しているライナーボード UM-06N8の機能をシンプルにしてやや価格を抑えた商品です。 軽さが口コミでも評判です。 軽さで選びたいなら、これが軽い平行定規おすすめNo.1です。

• マグネット式では最軽量の2.5kg
• 傾斜用の脚に滑り止めがあり安定感あり
• 裏側の両サイドにゴム製ストッパーあり
• 黒色がかっこいい

　

ムトー(MUTOH)社製 ライナーボード UM-06N8

同じムトーで発売しているライナーボード UT-06の上位機種です。 大きな違いは、耐久性と精度維持に優れたシンクロベルト駆動方式を採用していることと、かばんにハードケースを採用していることです。 過去にN3とかN5とかもあり、改良がすすんで現在はN8です。 少々高くて重いのが難点ですが、機能面から一番間違いなく使いやすさも好評です。機能性で選ぶ平行定規おすすめNo.1で迷って困っているならこれにしてください。

• おすすめ度No.1
• 傾斜用の脚に滑り止めがあり安定感あり
• 裏側の両サイドにゴム製ストッパーあり
• 黒色がかっこいい
• スケールフローティングにダブルヒンジ機構

　

コクヨ トレイザー TR-HHEF11(マグネット)

建築士試験において最低限必要な機能は兼ね備えており、文房具の世界では安心感があるKOKUYO製でありながら、他メーカーよりも 価格が安いこともあり、人気が高い製図板です。

• 最低限の機能で価格が安い
• 文房具の老舗コクヨ製
• シンプルな機能

　

コクヨ トレイザー TR-HHEB11(ビニール)

同じコクヨのトレイザー にマグネット版のものがありますが、そのビニール版となります。 マグネット版と比べて軽いので持ち運びに便利な平行定規ですが、マグネットが使えないのは不安なのか人気は薄い。

• 最低限の機能で価格が安い
• 文房具の老舗コクヨ製
• シンプルな機能
• （注意）マグネットが使えない

　

ステッドラー マルスライナー 960A2

総合資格におまかせの製図道具セットを買うとステッドラーの製図板を売ってくれるため、総合資格では使用者が多い平行定規です。ただし、ネットで買う方が安いです。

• ドイツの文具メーカーで製図用品に定評
• 安定感が平行定規
• ズレを防ぐスケール固定機構
• 総合資格で斡旋販売もあるが高い

　

ドラパス ドラパスボード DXM-601

創業100年を超える製図用品メーカーの老舗で、製図用品としては信頼性抜群です。 ここで紹介しているのは、ソフトケースのものですが、2000円ほど高いですが、同じ中身でハードケースのものもあります。

• 左右独立のフローティング装置
• 正確で安定したスケール走行
• 創業100年超の製図用品老舗

　

マックス MP-400FL2

ホッチキス等の文房具ではおなじみのMAX社の製品です。 軽いのが口コミでも評判な平行定規です。

• 定規に三角スケールを装着可能
• 2.8kgの軽量 製図板
• 信頼できるマックス社

　　

スポンサード リンク