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大学の一級建築士製図
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令和6年の一級建築士 設計製図試験の課題が発表さました。
・1階平面図・配置図(縮尺1/200)
・各階平面図(縮尺1/200)
※各階平面図については、試験問題中に示す設計条件等において指定する。
・断面図(縮尺1/200)
・面積表
・計画の要点等
◆建築物の計画に当たっての留意事項
珍しいことに、過去のおもな類似課題はありません。
平成25年に大学のセミナーハウスという課題がありましたが、大学本体ではなく、ゼミ関連の居室と宿泊を中心とした保養施設で、今年の課題の類似には該当しません。
あまり参考にしない方がいいでしょう。
今年の要求図書には、「※各階平面図については、試験問題中に示す設計条件等において指定する。」という記載になっています。
これは、近年多いやり方で、しばらくはこのトレンドが続くのでしょうか。
4年前までの試験は、ゾーニングタイプなのか、基準階タイプなのかは、課題発表時点ではっきりしてました。
今年は、3階建のゾーニングタイプかもしれないし、5~7階建のような基準階タイプかもしれない。現時点ではわかりません。
ただし、図書館という用途から考えて、3階建のゾーニングタイプと考えて良いと思います。
想定される大学については、2つあり得ると思っています。
一つは、キャンパス型といわれるもので、広大な敷地の中の一角に追加の校舎を建築する出題です。
ほとんどの大学は、複数の校舎や図書館、食堂などが点在しており、製図試験においては、校舎を一つ追加で建築するという想定です。
もう一つは、ビル型といわれるもので、都心のビル1棟の中に、教室、図書館、食堂など、必要な施設が全て集約されているものです。
ただし、1級建築士の設計製図試験で求められる規模感としては大きすぎるので、大学と呼べるもので出題できるかは疑問です。
そのため、ビル型としても、となりにすでに本館のような形で校舎がすでにあり、そのとなりに追加で校舎を建てるという想定での出題がありえるのではないかと思います。
個人的には、キャンパス型の出題を予想します。
3層吹抜の指定があると、竪穴区画と面積区画が関連し特定防火設備が必要になります。
適切な位置に防火シャッターを計画して図面に表現する必要があります。
これを誤ると法規への不適合で大減点になります。
今年も、梁伏図の出題はなく、3平面プラス断面図になりそうですね。
一般的には、梁伏図は15分~20分ですぐに描けるようになるので今年学科合格した初受験の人にもすぐ対応できることと、
直近では梁伏図が出題されていないことから、既受験生の方が有利な課題条件ですね。
3平面ですから、初受験生は、まず作図力強化に時間を取られるでしょう。
まずは8月中に、作図トレース3時間を目指しましょう。
既受験生は、2時間30分を目指しましょう。
本番は、今までにない作図を求められたり、いつもよりも丁寧に描いてしまうため、プラス10分~20分かかると思った方が良いです。
まずは、実在する大学はどのような計画になっているか、調べるところから始めると良いでしょう。
たとえば、建築資料の本を買って読むのがいいですね。
おそらく、毎年のことですが売切れになっているかと思うので、電子書籍(Kindle版)であれば、売切れはなく、すぐダウンロードして読めるので便利です。
◆大学施設 (建築設計資料) AmazonへGo
おすすめの見学したい建築物がありましたら、ここで改めて紹介したいと思います。
どのような大学の計画があるか、知識を蓄えておくと良いです。
まだ製図道具を今から買うという人は、買いに行く手間がもったいない。
どの道具を買うか迷う時間ももったいない。
Amazonや楽天市場などのネットショップで買ってしまうのがオススメです。
一級建築士製図試験におすすめ製図道具一覧